終わりじゃない。
3月某日、この日を心待ちにしていました。息子の卒園式です。
全世界で感染者が増え続けている《コロナウイルス》の影響で、式そのものが行われない可能性もありましたが、こども園の園長先生はじめ、先生方の必死の努力のお陰で、なんとか卒園式を執り行う事になりました。
最後の最後まで、園児の気持ち、親の気持ちに寄り添って下さった園の皆様には、感謝しかありません。
当日の朝、久しぶりのスーツに着替えて、息子と最後の登園。
この日が最後だと、息子も分かっているみたいで、なんだかソワソワ・・・。
落ち着かない様子。
でも、園に近づくと、そこの生活での顔つきに変わる、家では見せない親から離れた時の顔。
少し大人になったかな?
少し早めに着いたので、看板の前で・・・。
今回の卒園式は、コロナウイルスの影響で、1家族2名まで参加、そのうち会場に入れるのは1名まで、会場内は参加者全員マスク着用、時間も短縮と限られた式でした。
それでも、2歳から4年間も通った思い出の詰まったこども園の卒園式。
無事、卒園出来ることが、嬉しくて仕方ありませんでした。
この日は寒くて、吐く息も白くなる程でした。子供達がホールに移動すると、保護者もそれに付いて向かいます。
残された保護者(父の割合高し、笑)は、ホールの外から見るしかありません。
式が始まりました。
園長先生からの話の後、卒園証書授与式が始まります。
一人一人先生から名前を呼ばれると、マスクをしているのにも関わらず、会場に響き渡る「はい」の声。
感極まって、先生も泣いてます。
もう少しで息子の番…。
今まで過ごしたこども園。
今日まで沢山の思い出が、彼の中にもあるでしょう。
名前を呼ばれると、返事をして登壇します。
恥ずかしがり屋で、大勢の前では、一歩引いて僕の後に隠れていた息子が、恥ずかしがる事無く、堂々と前を見て歩く姿に、息子の成長が嬉しくて、目頭が熱くなりました。
授与式が終わると、中央に園児が集まり、歌を歌います。
こども園オリジナル《思い出の歌》
一つ一つの言葉が胸に突き刺さり、マスク越しですが、必死に歌う園児達に、沢山の感動を貰いました。
僕の居る位置から全員は見渡せませんが、聞き覚えのある声が僕の心に届きます。息子の友達みんなも、立派に成長しました。
みんなみんな本当にありがとう。
お調子者で、甘えん坊で、平仮名もまだ覚えてなくて、トイレだって暗いと行けない息子ですが、ここまで本当に、大きく大きくなりました。
きっとこの先も、まだまだ沢山の素敵な事が待っている、彼の未来の手助けを、側でずっと支えていきたいと思います。
卒園、おめでとう。
最後に…。
僕はここから羽ばたいていくよ。
これからも輝く未来。
新しい明日へ。