冬の朝は
今年の冬は、暖冬だ...なんて、TVでは言っていたが、蓋をあけてみれば、何て事無い普通の冬。暖かかったのは、最初だけ。でも、本当に地球温暖化は満更でもないと、思ったほど、今年は変な冬。
私は、一年の中でも、冬の季節が好きだ。
大抵の人は、嫌いだろう。
まぁ、人の感覚なんて個々それぞれなのだから、いろんな見解があるのだろうけど...。
寒い冬の朝。凍てつく寒さから身体を丸める。手を温めるため、口元に持って息を吐く。その一連の行動が、人の本能のような感じがして...今日も生きてるなって思う。
私の住む静岡県では、雪など滅多に降らない。けど、雪景色が好きだ。当たらない天気予報の雪マークを見ては、いつ降るのだろうと、ソワソワしてしまう。
一昨年は、結構降り積もった。深夜から降り続いた雪は、色々な色で溢れたいつもの景色を、真っ白に変えた。あの白さが、私は好きだ。
真っ白な世界は、全てが無かったかのような、気持ちにさせる。
心を浄化してくれる世界。
だから冬が好きなのかも知れない...。