チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 備忘録 レース編その2
ウルトラマラソンから1週間経ちました。
金曜日には、『UTMF』が開催され、YouTubeのライブ映像に釘付けでした。
天候悪化で、大会が中止になったと聞いたときは、やり場のない気持ちで一杯でしたが、人命第一、運営側の判断は間違ってないと思います。
大会は終わってしまいましたが、この大舞台に来れたことを誇りに思ってほしいと思います。
前回の続きです。
第3関門『足和田出張所』(56.4㎞)に着きました。
関門時間7h00m、到着時6h05m、約55分の貯金です。
ここではスタート時に預けた荷物が受け取れます。
皆さんそれぞれ腰をおろし、装備の見直しや着替え、食事など様々です。
僕も適当な位置に腰をおろして、一息入れます。
ドロップバッグが何だか宝箱に見えて、開ける瞬間は、童心に返った気持ちに(笑)
最初に手に取ったのはタオル。汗まみれ?塩まみれの顔を拭きまくり。
次に持ってきたエナジードリンクを飲み干す。この時は、吐き気も治まり胃に染み渡る感覚、気持ちいい…。
予備のメダリストとマグオンを取り出し補充。
ここに来て、1つ問題が…。
用意してきたはずのロキソニンが無い!!
恐らく会場に置いてきた荷物の中に置いてきてしまった様です。
実は、ここまで来る間に、吐き気は何とか治まったのですが、両脇上のあばら骨付近が痛み出したのです。
最初はサロモンのバックパックが擦れたり振動で当たったりして痛いのかと思ってましたが、擦れてる様子もなく、ましてや硬い物なども入れてません。
バックパックを買うときレビューでは、サロモンのフラスコの底が固くできていて、それが肋骨に当たって痛いというのは見たことありましたが、当日はフラスコも装備してませんでした。
この時はまだ気にする程度なので、念のためこの先使うかもと、ロキソニンを持っていきたかったのです。
後で調べて分かったことなのですが、恐らく『肋間神経痛』だと思います。
大会参加迄は何事もなく過ごして来たので、骨折はまずあり得ません。
疑うは神経痛。急激な運動や姿勢の悪いままの運動では、背骨から出ている神経を圧迫して痛みが出る場合がある様です。
最近、四十肩を発祥し左肩が上がらないまま、思うように腕も振れてなく、もしかしたら姿勢(フォーム)が悪かったのかも知れません。
いくら探してもロキソニンが見当たらないので、仕方なし諦めました。
次はガーミンの充電。
僕のガーミンは235j。フル充電GPS稼働で10時間しか電池が持ちません。なので、制限時間14時間のウルトラマラソンでは、充電しなければガーミンの充電切れが起きてしまいます。
そこで走りながら充電するという裏技に挑戦。
用意したのは細型の充電池とリストバンド、それにガーミン専用の充電ケーブル。
それを上手く組み合わせて…。
こんな感じにしてみました。コードが外れる場合もあるので、そこは上手く調整したりしました。
ガーミンの電池の減りは、約1時間で10%。なので、今現在30%なので、70%以上回復すればウルトラマラソンの記録が残せます。(完走すれば、笑)
ここまで支度してドロップバッグを返却しました。
最後にトイレによって行こうと列に並びました。
トイレは5つ。
ここでも問題が…。
並びは6人ぐらいでした。既に使用している赤マークのトイレ2つが異常に長く、おまけに真ん中のトイレは青マークなのに誰も入ってない…。実質2つのトイレしか稼働していない状態でした。
並んでいるランナーさんと話し込んで、おかしいよねって事になり、確認してみると、真ん中のトイレは見事なまでの爆撃だったらしく、悲惨な状態…。とても使えないとの事。
残り2つのトイレもノックしてみると、誰もいなかった事が判明!!
皆さん急いで用を足しました(笑)
それにしても、もう少しマナーを守ってもらいたいなって思いました。
そんなこんなで、予定外の時間を費やしてしまい、慌ててコースに復帰、次のエイド迄は結構な上り坂、走ってる方は見受けられず、僕も坂が落ち着くまでは歩きました。
坂の途中、足和田出張所のエイド食『桔梗屋祭り』を食い損ねたと気付き地団駄を踏む(笑)ものすごく楽しみにしてたのに…。
ガックシしながら次の西湖、精進湖を目指します。
- 『旅館樹海荘』(60.5㎞)
- コーラ、ういろう
- 『西湖野鳥の森公園【往路】』(63㎞)
- スポドリ、吉田うどん
- 『精進湖湖畔駐車場』(68.6㎞)
- 水、文明堂カステラ
第5関門、旧精進湖小学校(72.2㎞)に着きました。
関門時間9h30m、経過時間8h32m、制限時間14時間で約58分の貯金です。
エイドでも給食は欠かさず食べて、吉田うどんも食べました。
ここまで来ると、両脇あばら骨付近の痛みが悪化してきました。この時はまだ原因がはっきりしていなかったので、不安でしかた無かったです。それでも気休めで水を当てて冷やしてみました。少し楽になったと思います。
残りは約30㎞。いつもの30㎞走だ!気楽にいこう!!…のような気分ではなく、胸の痛みがなければ、もっと楽しく行けるのに…。と、この先は痛みとの戦いになりました。
次回に続きます。