静岡マラソン2018 備忘録 ゴール編
久能街道をひたすら走る。
ここへ来れば追い風だと思ったら、向かい風…。
毎年、ここで追い風になったことはない(笑)
30㌔手前の給水で、芍薬甘草湯を飲んだ。
相変わらず不味い…(-_-;)
足つり防止の為だ、味は我慢しよう。
32㌔近辺から、右脇腹背中側がジンジンと痛くなってきた。朝飲んだロキソニンの効果が薄くなってきたみたいだ。
ここまで来たら、薬が先に切れるか、体力が先かの時間勝負。
出来るだけ前に進もうとしたが、時すでに遅く、ペース上げる力も無い…。
暑さと疲れとで奪われていく体力が、尽きかけた頃、後ろから救急車接近。
ボランティアの方々がコースを誘導。
反対斜線を走るよう指示。誰かが倒れたようだ。
今日の暑さだ。脱水症状か熱中症だろう。
通り過ぎるとき、横目で見たランナーの顔は悔しそうな顔をしていた。
無事回復してくれと、そして自分も気を付けなければと、思い直して脚を進める。
が、この頃から右腕が思うように振れず、ダラダラと垂らす形で走る。
少しでも呼吸を乱すと背中が痛む…。
短い間隔で息を繋ぎながら、走っては歩いてを繰り返すようになった。
こんな痛みを背負いながら、後7㌔先のゴールに辿り着けるのか不安になった。
でも、後7㌔!!。たかが7㌔。
もっと長く痛みと走った人だっている。
傷ついた体で走ってる仲間がいる。
そう思うと、痛くても腕を振って前に進んだ。
歩いてもいいから、止まらないで前に進むんだ。
ゴールで待ってる仲間がいる。
ゴールを喜ぶ息子がいる。
諦める理由は、何処にもなかった。
絶対ゴールする、そう決めて最後は止まらずに走った。
フィニッシュゲートが見えたら、ラストスパート。
沿道の声援にありがとうと、心の中では感謝で一杯。
今日、ここを走れたこと、精いっぱいの走りで応えたい。
最後は笑ってゴールした。
振り返って、みんなありがとう。
時間は4時間32分34秒。
過去ワースト1。
でも、悔しい気持ちは少しもない。
自分のベストを尽くせたと思うから。
また、頑張ればいい。
強い意思があれば、いつでもそれは出来るから。
次回、ラストです。