富士山はやっぱり日本一。
お盆真っ只中、皆様如何お過ごしでしょうか?昨日は息子と市民プールへ行ってきたのですが、物凄い数の人達で溢れていました。水温も30度と生温く、涼を求めていっただけにガックシ…(笑)。日焼けクリームを忘れ、顔面から腕からあちこちヒリヒリです。
毎日暑い日が続きますが、どうぞご自愛下さいませ。
さて、早いもので富士登山から1週間とちょっと経ちました。
夜、富士山の山小屋の灯りが見えるのですが、『ちょっと前に皆で登ったんだなぁ』と、しみじみ。
やっぱり富士山は日本一の山。
その魅力に心奪われた気がします。
前回の続きです。
前回はこちら。
2度目の富士山頂を目指して!! - A carpenter's blog that can run
山頂迄の所要時間は約6時間。高山病に気を付けながら少しずつ歩いていきます。
6合目に着くと、富士山保全協力金なるものを支払います。
美しい富士山を後世に引き継ぐためのお金。ちゃんと払います。
少し休んで7号目を目指します。
この辺りはまだ植物が自生する高度限界ギリギリなので、高山植物が辺りに生えてますが、暗くてよく分からない(笑)
でも暗くても、空を見上げるとそこは満天の星!!手を伸ばせば星が届きそうな位の天の川!!少し眺めてると、遠くの空で綺麗な流れ星!!もう、感動です。これだけでここに来た甲斐がありました。
7号目に到着です。中々いいペースで登れています。
今回参加されている中で、富士山経験者は2名。僕ともう一人です。
なので、先導は僕、殿はもう一人の経験者、間に未経験者というパーティーなのですが、皆さんマラソンしてるので、(しかも皆さん僕よりずっと速い人逹)ペースが速い!!しかも全然余裕な感じで進んでます。
7号目からは、岩場の道が続くのですが、スルスルと駆け上がっていきます。
macさん、身軽すぎ(笑)
着いていくのがやっとでした。
8号目迄来ると、沢山の人で溢れていました。そう、なんと旅行会社の弾丸ツアーの登山客なのです。
本来なら弾丸ツアーは自粛なのですが、今年は元号が変わって令和元年。その元年の御来光を見れるという、(勝手な憶測)そんなツアー客で登山道は大渋滞…。
まさか、こんな所で立ち往生するとは思ってもいませんでした。
このままでは山頂での御来光に間に合わない!!と、ネムネム隊長判断。その行列の隙間を掻い潜って上を目指て下さいって。本当は危険なので(高山病、滑落等)相当の判断だったと思います。まだ若いのにその判断力、統率力に尊敬しました。
それに答えるべく、先を急ぎます。
8合5勺に到着です。
標高も3450mと後一息です。
ここ迄来ると真冬並みの寒さになります。流石に動いてても寒いので、防寒具を羽織ります。
相変わらずの渋滞で、山道がヘッドライトの灯りで、ひと繋がりの光の道筋になってます。
9合目迄来ると、頂上が見えてきます。昨年の台風被害で登山道も整備中で、工事現場でも見かける赤い光の電球が目印となりました。
後もうひと踏ん張り!!頂上手前の鳥居をくぐればと思った矢先、右足が攣ってしまいました…。
他の登山者の迷惑にならないようコースアウトし、一人暗闇で悶絶、心配かけないよう仲間に連絡しました。
ずっと走ったり筋力トレーニングを怠っていたので、見事なまでの攣りぶり(笑)通る人誰も声をかけてくれなかったのが寂しかったです。御来光の時間が迫っていたので仕方ないか…。
攣りも治まり、何とか歩けるようになると、急いで頂上へ向かいます。
何とか御来光の時間前に登頂出来ました。PM4:20頃富士山頂に到着です。
ここまで天気も良好。雲も無く絶好の御来光日和。
山頂は既に沢山の登山客で埋め尽くされていました。ちょっと異様な光景です。
御来光がよく見えそうな位置に腰を下ろして、その時を待ちます。
空が明るくなってきました。
紫色から赤色に変わっていく空はとても幻想的で心を奪われます。
ここまでの道のり、決して楽ではなかったけど、その事さえ忘れるぐらい綺麗でした。
そして徐々に雲の陰から太陽が昇ってきました。
はっきり赤丸く光る御来光、日本の国旗です。
登山客は一斉に写真撮影(笑)
僕もその一人ですけど…。
日がある程度まで昇ると、ツアー客は下山開始を始めました。流石弾丸、早っ。
僕らは頂上で朝食タイム。
これをどうしてもしたくて、頑張って富士山頂迄担いできたジェットバーナー。頂くのはカップヌードル。
御来光を見ながらの朝食、なんて贅沢な時間だろう。
一息ついたら頂上で記念撮影!!
僕の最高の宝物となりました。
この後、お鉢巡り開始です。
前回の登山では出来なかったので、凄く凄く楽しみでした。
剣ヶ峯に登り、日本一高い場所に到着です。
ここも沢山の登山客で行列が出来てたので、写真だけ撮りました。
そして見たかった富士山気象観測所。
下界からでも見えてたドーム型のレーダーはもうありませんが、ここに所員の方々が常駐して、気象予測をしてくれてたんだと思うと、こんな過酷な環境で大変だったんだろうなと思うばかりです。
剣ヶ峯を後に、お鉢巡り再開です。途中、富士山の影を撮影しました。
おっきな富士山の影に、絶対にここからじゃなきゃ見れない景色に興奮しました。
この後もお鉢巡りしながら、その高さから見る雄大な景色を楽しみました。
ここで走ったら気持ちいいかも、そんな一言で何故か皆走りだします。ランナーだから致し方ないのでしょうか(笑)
そして名残惜しいけど下山開始。
5号目迄戻ります。
(二時間位で下山しました、恐ろしく速いです)
こうして全員、無事怪我無く戻ってこれました。
弾丸(徹夜)で御来光を見るのは、体力的にとても辛いのですが、気の合う仲間達のお陰で、素敵な御来光を見ることが出来ました。
普段の日常では味わえない刺激を沢山受けて、心も体もリフレッシュ出来ました。
疲れきってるはずなのに、また富士山に登りたいなって思うのは、そこに見合う魅力があるのかなって思いました。
富士山ロスになるくらい、楽しかった富士登山。素敵な思い出にしてくれたのも、企画してくれたネムネムさん、一緒に登ってくれた皆さんのお陰だと思ってます。
ありがとうございました。
またいつの日か、その頂上へ。
長文、読んでいただきありがとうございました。