A carpenter's blog that can run

仕事(大工)、趣味(マラソン)、息子の成長記録。その他色々。 一級技能士とマラソンサブ3.5目指してます!!!

あさひスーパーママチャリGP 2018 備忘録

新年明けて、最初の日曜日は、静岡県にある富士スピードウェイで行われる、『あさひスーパーママチャリGP』なるものに参加してきた。

会社のイベントクラブとOBのお客様とチームを結成しての参加だ。

 

『あさひスーパーママチャリGP』とは、F1とか走るコースを、ママチャリで真剣に全力疾走するというもの(笑)しかも七時間耐久!!

 

そんな面白おかしく、アホみたいな大会に、総勢9人のいい年な大人がエントリー。

真剣に走ってきた。

 

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そんな備忘録。

 

 

噂には聞いていたものの、全国的にも有名な大会らしく、富士スピードウェイを目指して各地からママチャリと共に続々と会場に来るらしく、場所取りが大事と、メンバーの中で唯一経験者のNさんが言う。

 

何でも前日入りして、BBQや熱々お鍋を囲って一夜を過ごすらしい…。

てか、それ目当ての人も…?

 

ならばと、地元の強みで前々日の夜から泊まり込みで場所取り合戦に(笑)


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それでも、もう200台は並んでいたようで…。上には上がいるものだ。

 

不幸中の幸い?とでも言うか、私の受け持つ現場が富士スピードウェイから車で10分位の場所にあり、私はそこで仕事しながら、荷物搬入のタイミングを見計らっていた。

 

前日の朝、9時頃富士スピードウェイのゲートが開くという連絡を受けて、急いで荷物の受け渡しに向かう。

そこで前々日から待機していてたNさんに、場所取りの為の荷物一式と、場所取りの為にもう一人を残して、良い場所を取れるよう頑張ってねと告げ、一先ず退散。

 

午後3時頃、現場で仲間と合流し、富士スピードウェイに向かう…が、もう大渋滞。

結局駐車できるまで、二時間もかかってしまった。

中で、先発隊と合流し、早く来たおかげで、角地の良い場所が取れたと言われ、皆で作戦成功を喜んだ。

 

だが、荷物を下ろすのに、駐車場迄が遠い、遠い…。

片道20分を3往復。これは疲れた。

 

それでも、目の前のビール…いや、前夜祭兼新年会の為に、皆必死(笑)

夜の8時頃には、何とか形になった。


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で、いよいよ前夜祭。

 

Nさんが用意してくれたテント。

私はこういったものに入るのが初めてで、意外に広くって暖かいのに驚いた。

少し、興味が湧いてしまった。

そして、仕事が終わって夜からの合流組も加わり、宴も盛り上がりが最高潮!!


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 外気温マイナス3℃の中、テントの中は熱気で溢れていた。

ずっとこのままでもいいやって思ってきたが、メインは明日のレース(笑)

明日も頑張ろう!!と、夜中2時に皆就寝。

テントにはストーブ、電気カーペット(発電機持参)をと、寒さ対策はバッチリなので、快適に寝れる…。

 

zzz…。

 

と、落ちる狭間の気持ちよさに、ウトウトしていた矢先、突然の突風!!

 

ガラガラガッシャーン!!!!!!!!

 

!?

 

ふと見上げると、星空が。

綺麗だー、何て…と、思ってもいられない状況に!!

 
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なんと、テントが…テントがすっ飛んだよー。

 

あまりの突然の事に、直ぐに酔いは覚めた。

 

急いでテントを回収し、もう一度設置を試みたが、あまりの風の強さに断念…。

 

回りを見渡すと、同じような所が何ヵ所も。

こんな夜中に強風が吹くとは、予想していなかった。念のために持っていったブロック8個も、吹き飛ぶほどの強さ。

 

来年は強風対策は必須だ。

(来年も出るの?笑)

 

仕方なく、酔っていたせいもあり、半ば投げやりに、ここでもう寝ようよと、まさかのテントなしでの就寝。てか、完全に野宿(笑)

 

幸い、電気カーペットが大活躍で寒さはあまり感じなかった…が、強風の為カーペットの反対側は凍ってしまいそうなほど。

明日のレースは、大丈夫何だろうかと、考え込んでいたら、もう夜明け。

結局二時間ちょっとしか寝ることが出来なかった。

それでもレースは待ってくれないので、準備に取りかかる。


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8時スタートに合わせ、次々とマシーン達がコースインしていく。

 

1番手を走るのは、弊社社長。この『ゴーイングメリー号』の製作者だ。


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こうゆうのをちゃっちゃと作る社長は、やっぱり凄いと思った。

 

ただ…。これ、かなり目立つ(笑)

 

しかも風でハンドルとられるし、かなり重たい。

メリーが最後までもつか、皆心配だった。

 

スタートの8時が迫ると、緊張もMAX!!

これから七時間耐久が始まる!!

 

走者は年の多い順。私は2番手。


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マラソンのように、計測チップを使い、周回ごとにラップをとる。これがリアルタイムに順位がテレビで流れる仕組み。

でも、もともと順位は関係ないと思っていたので、それよりも、富士スピードウェイをママチャリで走れることを、楽しまなきゃ!!

 

1周約4.5キロあり、前半下り坂、後半上りの富士スピードウェイ

下り坂はやっぱり爽快。メリーがユラユラ揺られるのはご愛嬌。ハンドルとられないようスピード落として下る。

後半は上り。ほとんどの人がここはママチャリから降りて歩くのだが、メリーは構造上それが不可能(出来るけど、押す方が難しい)

なので、立ち漕ぎで何とか上る。

立ち漕ぎなんて、学生以来だと思う(笑)

 

でも、マラソンしているせいか、辛さはなく、むしろグイグイいってる感が。

『スッゲー楽しい!!』

 

周りのギャラリーからは、

『メリー、頑張れー。』

『メリー、可愛いー。』

とか、黄色い声援。なんだか鼻高々。

(作ったの俺じゃ無いけど、笑)

手を振って答えてあげたり、なんだか本当にレースしている感。

 

ホームストレートに入りピットイン。

1人1周だいたい15分~20分位に。

9人編成なので、だいたい1人3周位。

次の番まで大体二時間。それまでは、陣地で待機。

 

そして、楽しい時間はあっという間に終わりに近づく。

 

チェッカーフラッグを受けるのは、やっぱり社長にと、皆でお願いした。

 

メリーの勇姿を見ようと、ゴール付近で待機していると、スマホにラインの通知が。


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知っている人は、分かると思う名場面の再現(笑)本当にうけたけど、少し涙が出そうになった。本当にいいシーンなので…。

 

そして、皆に『メリー!!』と呼ばれながら、チェッカーフラッグを受ける。

七時間耐久が終わりを告げた。

 

『よく頑張ったね、メリー。ありがとう。』

 

皆、同じ気持ちだった。

 

最後に皆で完走を祝って、万歳三唱で締めくくり、富士スピードウェイを後にした。

ママチャリでコースを走るだけの大会なのに、みょーに団結力や連帯感が生まれたような…(笑)。

それでも、そこにいた大勢の人達はみんな笑っていた。

真剣に楽しむから、笑うんだろうなーって思えた。

 

 

今度は仲間と、焼津みなとマラソンに出航だぁー。